10歳年下の彼氏

10代でできちゃった結婚して、主婦になりました。
その時産まれた子どもも来年には中学生になります。
子どもは可愛いし、家庭らしい光景を見ているときっとこれが幸せなのだろうなと思います。

でもいつもどこかで損をしたような気持ちが残っていました。
私が子育てで必死になっていた時、同級生の友達は大学に行って、コンパやサークルで遊びまくっていて、就職してからも海外旅行などお金をかけて自由に遊んでいました。

そんな話を聞いたりするたび、私ももっと遊んでみたかったとか、もっと別の人生があったんじゃないかとか考えてしまいました。
その時に出会ったのが、大学生の彼でした。

明るくて人当たりが良くて、外見はちょっと残念なジャニーズ系です。
大学生だったけど、授業とかそっちのけで旦那の友達が経営している飲み屋で毎晩バイトしていました。

出会ったきっかけは皮肉にも旦那が「今度入ったバイトが面白いから一緒に飲みに行こう」と私を誘ったことでした。
初日からすっかり意気投合して、2人だけで会うようになるのにも時間はかかりませんでした。

バイト先は旦那に筒抜けなので、携帯で連絡して、会うのは大体彼が一人暮らししているアパートです。
しばらくすると彼は2人だけで遊ぶのに飽きて、私を友達に紹介したりして一緒に飲んだりするようになりました。

彼の友達は最初皆びっくりするけれど、すぐに面白がって一緒になって飲み始め、深刻な話はしません。
罪悪感もあるけれど、こうして彼や彼の友達とわいわいやっていると自分を取り戻していくような気分になれます。

年下の彼に会うために

今の旦那と付き合い始めるまで、長いこと彼氏ができなかったので、合コンや街コン、婚活パーティーなどにもたくさん参加しました。
それでもなかなか気に入った男性と出会うことができなかったある日、友達と飲んでいる最中に声をかけてきた旦那と出会いました。
第一印象は最悪、それでも話をするうちに意気投合し、付き合い始めることになりました。
そこからはトントン拍子で、付き合って1年も経たないうちにプロポーズ、そして、結婚しました。
たくさんしてきた婚活はなんだったんだろうと思わないこともないのですが、たくさんの人に出会ったからこそ旦那のよさが際立ったのだと思います。
出会いはどこにあるかわからない、それでも探し続けるからこそ出会えたのだと思います。

結婚相手との出会いが一番多いのは、社会人になってからだと聞きます。
それとは反対に、学生時代からなど長く付き合った恋人と結婚に至るケースは少なく、さらにその恋人と適齢期に別れてしまうと婚期を逃すと聞きます。
それを聞いた友人は、好きな気持ちはあるものの結婚相手には適さない彼氏と早々に別れて、条件のいい男性とお付き合いし、婚約中です。
長く付き合っても結婚に至らないのは、やはり何かしらの問題があるはずです。
それをお互いに解決しようとせず、ダラダラと付き合いを続けると婚期を逃してしまうのだと思います。
結婚願望がある、特に女性はそのあたりをしっかりと見極めてお付き合いする男性を選ばなくてはいけないと思います。