人妻の痴情

入口のオートロック式の玄関でインターホンを鳴らすと彼女が出た。
いいよ。と。
寝つきの悪い息子さんは隣の部屋で眠っていると言われて冷たい麦茶を出された僕は内心の同様を悟られまいとした。

相手は旦那も子供もいるとはいえ、魅力的なバストを持った同じ年の女子だ。
意識してしまう。
麦茶を飲んでいると彼女は話し始めた。

明日、お腹の子供を下ろしに行くらしい。
僕は何と言葉をかければいいのか分からなかった。
そして目の前の妊婦は突拍子もないことを言いだしたのだ。

「お腹に子供がいるときにする機会なんて二度とないと思う」
どうゆうことだ?それは旦那さんとだよな?
僕は混乱した。

彼女は身体を僕に預けてくると耳元で呟いた。
「私な…本当はすごいイヤラシイねん」
僕は思った。
僕はこれからとんでもない事をする。と。

大きな声だった。
大きく体を仰け反らせていた。
媚びるように抱きついてきていた。

その夜のことを僕は忘れないだろう。
明日消える命と同じ場所に自分を解き放ったことを。
事を終え、アパートを出ると綺麗な満月が出ていた。
大きく深呼吸をすると、こんな事もあるんだな。と、心底思った。

そして、この女は残酷すぎると感じ、戦慄が入ったことも付け加えておく。
いや、旦那にも当て嵌まるだろう。
こうも似た者同士が寄りあうものなのかと、ひどく落ち込んだものだ。

昔の不倫相手のかわし方

私の同僚は人妻なのですが、社内でW不倫をこなす達人です。
困ったことに、同僚がかなり長く不倫をしていた相手が、私と同じ営業所に転勤でやってきました。

相手は私が全て知っていることなんて知るはずもなく、私もこの事がバレたら同僚との信頼関係が崩れるので、何事もなく普通に対応していました。

ある日、同僚が出張でうち営業所にやってきました。
夜は一緒に食事をし、同僚は駅付近のビジネスホテルに帰っていきました。

しばらくして携帯に電話が入りました。
同僚からです。
電話の内容は、昔の不倫相手が突然ビジネスホテルのロビーに現れたというのです。

今夜は出張だと家には言っているので、大丈夫だから、部屋に入れてくれと言われたそうです。
同僚は、すでに他の人と不倫中だったので、昔の不倫相手に未練もなく、きっぱり断ったのですが、相手が納得しないので困っているという電話でした。

へたに冷たく対応すると、社内だけに仕事に影響しますし、やんわりと生理中だとかなんとか言って断るように告げました。

翌日、同僚から怒りの電話が入りました。
相手があの手この手で部屋に入ろうとするので、阻止するために同じホテルの別室を借りて、昔の不倫相手はその部屋に泊まったそうです。

しかも宿泊代の半分は同僚が出したそうで、怒りまくっていました。