ゴメンなさいの夜

私が会社にも慣れてきた20代前半の頃、不倫をしていたことがあります。出会いは何てことのないナンパだったのですが体の相性がとにかく良く、お互いにお酒が好きなこともあり擬似恋愛を楽しんでいました。

疑似恋愛なんて、都合の良い言葉があるものですよね。

27歳の彼女は身長もバストも平均的ですが、その割に痩せているので腰と胸が突き出ているとてもイヤラシイ体つきをしていました。
50回は身体を重ねたのではないでしょうか。

彼女から突然、別れ話を切り出されました。
そもそも付き合っていないのだから分かれるというのもおかしいのですが。
ついに持ち家を買うことになり、夫の実家の近くに引っ越すというのです。

関西から夫婦で仕事で都内に来ていたので、もう簡単には会えません。
ゴメンなさい。と言われました。
私自身、彼女にかなり情が湧いていたので残念だったのですが夫婦の幸せを邪魔していい権利などありません。

私たちは最後に、と身体を重ねることにしました。
ホテルに着いた私のものは、自分でも驚く程大きくなっていました。
最後の力とでもいましょうか、それはそれは濃密なベッドとなりました。

もうあのような体験は二度とないと思います。
割り切れるのは、いつも女性で、男性はとこかに淡い期待を抱くものなんですよね。
このような残留思念が危ない行動をさせるので、男性ばかりが、ひどいことをしてしまうのでしょう。

音信不通になった彼

失恋はきついですが、失恋したのかどうかが分からない方がもっときついということを身を持って知りました。
現在音信不通中の彼。

一体何を考えているのかわかりませんが、前触れもなく突然連絡が取れなくなりました。
共通の友人の話だと、バイト先や学校には普通に出てきているらしいので、病気や事故というわけでも無さそうです。

考えられる原因は、私の事が嫌いになったか、他に好きな人でもできたか位なのですが、別れ話すらしていないので、どうしていいのか分かりません。

もう吹っ切ろうと思う時もあれば、いつか連絡が来るのではないかという期待もあって、精神的に不安定な日々を送っています。
これならいっそ、失恋してしまった方が気が楽な気がします。