知らない人との時間

バス停で、たまたまふたりっきりだった女性と、何気なく話題をふったのがきっかけ。
あれよあれよと海デートにでかけることになった。

まあ、恋愛感情は芽生えていないので、気楽に行くことにした。

そしてその車の中で自分が何のドライバーかを教えてくれました。
デリヘルのドライバーだそうです。しかし、僕には疑問が。
彼女もまた綺麗な女性でまだ若く見えます。なぜドライバーなどという珍しい職業に?

その疑問をぶつけると、少し黙って、「着いたよ、海まで歩こう」と言われました。
早朝の砂浜は夜と朝の境目が光で見えて神秘的でした。

そこで聞かせてくれました。
デリヘル嬢をやっていたが避妊を怠って子供を作ってしまい下ろしたこと。
それ以来、デリヘル嬢として仕事をすることが怖くなったがほかに仕事も知らないという。
そういった無知故の現実が彼女を悩ませたといいます。

そして関係者がこの仕事を斡旋してくれたというのです。
同じデリヘル嬢として愚痴を聴いたりしてあげている彼女をは評判もいいそうです。

そんな仕事もあるのかと思いながら、神秘的な朝焼けの中で聞いたその話は専門学生の自分には随分と大人の話に聞こえました。
だけども将来性が無いと感じました。

職業を否定する訳ではありませんが、女性が成功しにくい業界ではないかと。
表舞台での活躍は出来ないのかもしれないですね。

寝取ってしまった

先日、晴れて彼氏が出来ました。
小学生の時に仲がよかった同い年の男性です。
この間久々に会って、色々あって付き合うことになりました。

きっかけは、飲み会に誘われたことです。
曰く、「○○(共通の友人)と飲んでたら『男だけじゃ寂しいから、誰か女も呼ぼう』って流れになったから」だそうで、夜にいきなり電話がかかってきました。
当時は田舎で一人暮らしをしていたのでバスが終わってしまっていて、私はタクシーと終電を乗り継いで遊びに行きました。
三人で飲んでいる最中、彼に彼女が居るということを聞きました。
彼は2年くらい前に私に少しアプローチをしてきていて、私はそれを何となく遠ざけてしまっていました。
その後、私を諦めて身近に居た子を彼女にしたそうです。
私は何となく悔しくて「私も君のこと好きだったのにな」と言ってみました。
彼は急に黙って悩み始めました。
これはいけるんじゃないか?と思い、そこから猛アピールしました。
結局その日は彼の家に泊まってそのまま半ば無理矢理彼と事を致しました。
言ってしまえば寝取りです。
でも彼は、真剣に「彼女とは別れておまえと付き合う」と言ってくれました。
そして先日、晴れて彼女と別れられて、きちんとした恋人同士になれました。
身体だけで力付くで、という意味での寝取りなら、絶対に上手くはいかなかったと思います。
でも、気持ちもちゃんと両想いで、でも人情とか義理とか、そういったものに阻まれて進めない、といった時には、寝取ってしまうしかないのでは、と思います。