裏側を知る
憧れの業界に入ったけど、その裏側を知ると好きだった商品も嫌いになる。
そんなことは良くある話しだ。
憧れの業界でなくても、良く聞く話は食品工場。
中でもパン工場の話しだ。
ベルトコンベアに乗せて運ばれてくる何十万個ものパンを扱うと、もう二度とパンを食べたくないと思うそうだ。
パン工場で働いていたことを誰もが思い出したくないとも言う。
モチモチふかふかの美味しい食パンを毎朝食べているが、これが作られている環境がどれだけ過酷なものか知らないでおこうと思う。
また外食産業では、原価に関することと衛生に関する裏話も聞く。
安い外国産の野菜や肉を使っていて、信じられないぐらいの利益を上乗せしている。
働いているうちのそのことに嫌気がさして、どこの店も同じよなものだろうから、外食にお金を使うのがばからしくなる。
また食の安全性を考えると、どこの産地か分からないものを使っている恐怖感を感じて、同じように他の店でも食べたくなくなるのだという。
こういう話を聞くと、好きな業界に入るのは辞めた方が良いなと思う。
むしろ逆に、あまり好きでなかった業界に入るのはどうだろう。
製品やサービスへの不満を隠しながら面接を受けて合格。
入社後に、消費者目線で感じていた不満を披露する。
新人の意見を大事にする会社は多く、好きで無かった業界であれば不満意見もたくさん出せる。
好きになるような製品の開発を行えば、それは消費者の間でも同じようなことが起こり、これまで見向きもしてくれなかった層が顧客になるかもしれない。
でも、興味が無い分野でモチベーションを保って働くことは難しいのだけれども。
好きな業界に行ってガッカリするよりかはダメージが少ないような気がする。
食パンが大好きな犬
うちに柴犬を飼っていました。その子の名前は、弟が「あきら」と名づけ、眼が澄んでいてとても賢そうな顔をしていました。生後3ヶ月ごろから、うちの家にきました。
まだ、小さいあきらを引き取りに家族全員でいき、家に帰る途中、車の後部座席で、ピンと立って、車が揺れるたびよろけそうになるのを必死に堪えているあきらの様子は今でも鮮明に覚えています。その様子に、こちらもなにやら緊張していました。家に帰り、日がたつにつれて初めは大人しくしていたあきらも慣れてきて、やんちゃに駆け回り、家の中でおしっこをしたり、しっぽを振りながら遊んでという眼でこちらを見るようになり、その遊びを期待する眼を見るのがすごく好きでした。その眼を見ると、時間も忘れていつも遊んでいました。
ドックフードだけではなく、こちらが食べているものをあげていて、特に食パンが大好きで、「パンパン」と言うと眼をキラキラ輝かせ、しっぽを振りながら来る様子は凄く可愛かったです。ただ、食べ物を貰えたら誰でもなついていたので、番犬には、ならなかったですが、そんなところも可愛かったです。
よく、携帯のカメラで、いろんな角度、ポーズの写真をとっては、ベストショットを待ち受けにして、見てました。その写真を見ると嫌なことも忘れて、癒されていました。犬は、私にとってどんな時も身近でかけがえのない存在です。