待ち合わせ
待ち合わせの場所に行った私ですが、本音は誰も来ないだろうなというものでした。
ですが、本当にきました。
真っ黒なドレスを来たとんでもない美人です。
人ごみの中で真っ黒なそのドレスは目立つので個室居酒屋でご飯を食べることにしました。
そこで聞いたのが、ゴスロリという服装が趣味で服にお金を全部使っていて二日ぶりの食事だということ。
年は二十ということでした。
食費を削ってまでドレスを着ようとする趣味にも驚きましたが、彼女は最初、食事をおごってもらいたいなど一言も言わなかったことに驚きました。
私なら二日絶食なら貧血になってしまいます。
しかし、彼女は趣味のためにお金を使っているのでその分の食費を誰かに求めるのはたかっているようで嫌なそうです。
なんともいじらしいではないですか。そして可愛いではないですか。
私はゲスな発想と思いながらも、お小遣い欲しくない?と聞きました。
「えっと、それって…」
私は彼女を応援したいけどただでお金をあげるのもおかしな話だからと無理やりな理論を展開して、その個室で口でしてもらうことになりました。
子供の頃からピアノをしているという彼女の指はガラス細工のように細く長く冷たかったので、モノに触れただけでとても気持ちがよくため息が出ました。
男慣れしていないと言っているとおり、彼女の拙いフェラチオで射精するには時間がかかりましたが、一生懸命に加えるその若い綺麗な顔を眺めていたのでまったく焦らされた気持ちはありませんでした。
そして射精。
すかさず、私はおしぼりを渡しました。口の中のものを吐き出したいだろうと思ったからです。
ですが、彼女は私の出したものを飲み込むと、それはそれは素直な笑顔で言いました。
「デザートのミルクですね」
危うく惚れるところでした。
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