贈り物の価格
友人から結婚が決まり入籍したと聞いてから、披露宴のお祝儀と出産祝いの金額を考えてしまうようになった。
「おめでとう!」と目を輝かせながら日取りなどを聞きつつも、今年は出費が増えるなぁと考えるのだ。
とはいっても、私は贈り物をするのが好きだ。
結婚式に参列できない場合の結婚祝いと出産祝いを選ぶのは、本当に楽しい。
見たこともない新郎はさておき、友人の好みのセンスを考えつつも、飾りで終わらない実用的なものを贈りたい。
最近は出産祝いを贈ることが多いが、生まれて来る赤ちゃんへ、ではなくて、出産を終えた友人への贈り物と考えている。
おめでたいのもつかの間、ここから十数年、母として子育てを中心とした生活のスタート。
幼稚園に入るまでに3,4年ほど、ゆったりとショッピングにもカフェにも映画にも行けなくなることを考えると、「おめでとう」よりも「頑張ってね!」の気持ちが大きくなる。
新生児用の肌着やおもちゃなどは、双方の祖母たちが充分に与えるだろうから、マザーバッグや、スッピンで出かけるときのための帽子、サッと結べるシュシュやカチューシャなどを贈る。
おしゃれ好きだった友人の場合はトップスや可愛い部屋着なども選ぶ。
自分のための時間がなくなるし、みんなが子供中心に考えるようになるので、せめて独身時代からの友達である私は、彼女自信に贈り物をあげたいのだ。
お酒好きなら、授乳が終わったころに、ビールのセットを贈るのも良いと思う。
贈り物の価格帯は、もらう側が恐縮しない程度。
贈り物って何を選んでいいのか分からない、という人は多いが、自分がもらう側になって考えれば良い。
あんまり高価そうなのをもらうと気を遣ってしまうし、実際は何をもらっても嬉しいのだ。
深く考えずに、贈りたいものを贈れば良いと思う。