自分から話しかける

初対面の人と打ち解けるとき、自分から相手に話しかけるのはとても大事だ。
初対面でなくてもそうだ。
仕事場で会った人と挨拶だけじゃなく、「今日は寒いですね」といった簡単なことで良いのだ。

すると「そうですね、毛布をまた出しましたよ」などと返ってくる。
たったそれだけのことだが、自分から話しかけることで、相手との関係を近く温かいものにすることができる。
しかし、自分から話しかけることは案外難しい。

そう考える人は少なくないと思うし、私も実際そうだ。
近い関係性になっていなくては、と仕事のことを考えて無理矢理はなしかけているから、とことん中身の無い内容や相手が「そうですね」だけしか返せないようなことを投げかけてしまう。

この人、コミュニケーションが上手いなぁと感じるのは、さりげなく褒めてくださったり、過去の仕事のことを改めてお礼言われたり、「あのときはご迷惑をかけて」と申し訳なさそうにしたり、そんな話をきっかけに会話がはずむので、こちらの心も温かくなる。

今考えると、あの人は気を遣って話しかけてくださっていたんだなぁと思えるシチュエーションがいっぱいある。
見習わなくてはいけないと思う。
一般的に女性は雑談が上手だから、自分から話しかけることで場を明るくする力をもっている。

クリーニング屋や、スーパーのレジといった少ししか話さないような所でも会話を弾ませる人もいるし、女性のタクシードライバーさんはこちらの空気を察して話してくれる。
年齢を重ねるにつれておしゃべり好きになるからというのもあるが、おばちゃんパワーはコミュニケーションを円滑にして明るくしてくれる。